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2025年4月から、住宅にも「省エネ基準」の適合が義務化されることが正式に決定しています。これまで一部の非住宅建築物に限られていた基準が、一般の戸建て住宅や共同住宅にも適用されるようになります。この動きは、2050年カーボンニュートラル実現に向けた国の方針に基づいて進められており、今後の住宅建築に大きな影響を与えるものです。
これから新築住宅を建てようと考えている方にとって、「自分たちの住宅も対象になるのか?」「どんな断熱性能が求められるのか?」「建築費はどう変わるのか?」といった疑問や不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、2025年の省エネ基準義務化の背景や対象、断熱性能の詳細な内容、そして家づくりにおいて注意すべき点まで、丁寧にわかりやすく解説していきます。
省エネ基準義務化とは、国が定めるエネルギー消費性能基準に適合することを、住宅建築の条件として法律上義務付ける制度です。これまでは300㎡以上の非住宅建築物を中心に適用されていましたが、2025年4月以降は、戸建て住宅や小規模アパートを含むすべての新築住宅がその対象となります。
背景には、地球温暖化対策やエネルギー資源の効率的利用といった社会的要請があります。日本の最終エネルギー消費において、家庭部門(住宅でのエネルギー消費)は約14.3%、業務その他部門(オフィス・店舗など)とあわせた建築物部門全体では約28.8%*となり、その効率化が喫緊の課題となっているのです。こうした中で、建築物省エネ法の改正によって、住宅にも適用範囲が広がった形です。
義務化された場合、省エネ基準を満たしていない設計では建築確認が下りず、建築そのものができないという厳しい制限が課されます。つまり「努力目標」ではなく、実質的な「条件」として制度が機能するという点が最大の特徴です。
参照元:資源エネルギー庁「エネルギー白書2023」https://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2023/html/2-1-2.html)
義務化の適用開始は、2025年4月1日以降に建築確認申請を行うすべての新築住宅です。これには、戸建て住宅、長屋建て住宅、共同住宅、賃貸アパートなど、一般の居住用建築物がすべて含まれます。
ただし、既存住宅のリフォームや一部増改築については対象外となる場合もあります。適用の有無は建築面積や工事内容によって異なるため、設計段階での確認が重要です。
スケジュールとしては、2024年には経過措置や説明義務制度が段階的に実施され、2025年4月からは完全な義務化フェーズへと移行しました。 現在では、省エネ性能に対応したプランニングが家づくりの標準となりつつあります。
省エネ基準で中心的な指標となるのが「UA値(外皮平均熱貫流率)」です。これは、住宅全体からどれだけ熱が逃げるかを示す指標で、数値が小さいほど断熱性能が高いことを意味します。
日本全国は地域の気候特性に応じて1~8の区分に分かれており、それぞれの区分に適したUA値が設定されています。たとえば安曇野市が属する「5地域」の基準値は、UA値 0.87W/㎡・K以下です。これは壁・屋根・床・窓など、建物の外皮全体を高性能に仕上げる必要がある水準です。
さらに、今後はZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)など、より高い基準への適応が求められるケースも増えてくると予想されます。UA値への対応可否が、住宅会社の技術力を見極める一つの指標となるでしょう。
今回の省エネ基準義務化により、これまで以上に断熱材やサッシ、給湯設備などのグレードアップが必要になります。その結果、建築費用が従来よりやや上がるケースが想定されます。
一方で、断熱性能の向上によって冷暖房のエネルギー効率が大きく改善され、光熱費は抑えられる傾向にあります。長期的に見れば、住宅のトータルコストは上昇しない、あるいはむしろ削減できる可能性もあります。
また、補助金や減税制度も随時整備されており、一定の省エネ基準を満たす住宅には国や自治体からの支援を受けられるケースも。初期コストだけでなく、維持費・補助制度を含めた総合的な視点で検討することが大切です。
省エネ基準に対応できる住宅会社を選ぶ際は、以下の3つのポイントを意識するとよいでしょう。
1つ目は「施工実績」。すでに省エネ基準を見据えた住宅を複数棟建てている会社は、法改正後の対応もスムーズです。
2つ目は「プランの柔軟性」。建築会社の中には、自社規格プランのみに対応しているところもあります。UA値や一次エネルギー消費量を満たしながら、柔軟に設計対応できる会社が理想です。
3つ目は「説明力」。制度の内容をわかりやすく説明し、見積書や設計図面にも基準適合が明記されているかどうかは信頼性の指標になります。
地域に根ざした工務店は、その土地ならではの気候や習慣に適した住宅設計に長けているケースも多く、特に寒冷地では検討の価値があります。
2025年からの省エネ基準義務化は、家づくりのスタンダードを大きく変える出来事です。断熱性能・省エネ性能は、住み心地やランニングコストに直結する重要な要素であり、早期に正確な知識を得て、信頼できる住宅会社を選ぶことが成功のポイントとなります。
当サイトでは、省エネ基準に対応した家づくりが可能な工務店・ハウスメーカーをご紹介しています。制度の全体像を理解したうえで、自分に合った家づくりを進めていくためにも、ぜひ各社の特徴や施工実績をチェックしてみてください。
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岡村工務店
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引用元:岡村工務店HP
(https://hw-hotaka.com/) ▼施工事例をチェック▼
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サンプロ建築設計
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引用元:サンプロ建築設計HP
(https://cocochie.com/) ▼施工事例をチェック▼
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オオサワホーム
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引用元:オオサワホームHP
(https://www.sagami-home.jp/) ▼施工事例をチェック▼
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| 性能評価 点数 ※1 |
9/10点 | 9/10点 | 8/10点 |
| ZEH 対応 |
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| 坪単価 (参考) |
42.4万円 /坪~ |
62.8万円 /坪 |
41万円 /坪~ |
| 一級 建築士 |
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| 断熱性能 (UA値) ※2 |
0.4 | 0.4 | 0.54 |
| 自然素材 | ![]() |
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| 24時間 換気 システム |
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| 太陽光 発電 |
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| 耐震等級 3相当 |
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| 免震対策 | スーパー ジオ(R)工法 ※3 |
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| 地盤保証 | ![]() |
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| 無料 定期点検 |
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※一級建築士が在籍、ZEH(高水準の省エネ住宅)対応が可能、耐震等級3相当(最高レベル)の家が建てられる安曇野市対応の注文住宅会社をピックアップ。
※1 性能評価点数……表に挙げた「一級建築士在籍」「ZEH対応」など重要な比較項目10点のうち、当てはまる項目数を点数化したもの
※2 UA値……住宅内部から外部へ逃げる熱量の平均値(値が小さいほど断熱性が高い)
※3 スーパージオ(R)工法……スーパージオ材が緩衝材となって地震の揺れを軽減する工法。
※4 安曇野エコハウス「ユーロクラフトE37 02B」より算出
https://jcca-home.com/member4/azumino-ecohouse/gallery/euroc-e37o2braft/
※5 みんなのマイホーム参照
https://min-myhome.jp/nagano/company/detail/1405
※6 ナガノの家参照
https://www.nagano-ie.net/builder/43.html